2018年03月17日
曲腰という魚
すみません、私自身全然頭の中で整理できていないので、かなり散らかった情報の羅列となります…。
当ウェブログにも何度か登場しておりますが、台湾の川や池には曲腰魚(Qū yāo yú)と呼ばれる魚がおります。

コイ科の魚で、日本にいるものとしてはワタカに似ております。
当ウェブログにも何度か登場しておりますが、台湾の川や池には曲腰魚(Qū yāo yú)と呼ばれる魚がおります。

コイ科の魚で、日本にいるものとしてはワタカに似ております。
曲腰魚は台湾において河川で、湖沼で、小さめのスプーンや小さいワームで表層気味に攻めているとよくアタックしてきてくれるありがたいお魚なのですが、
この曲腰魚、よくわかんない存在なのです。
*
私、初めて曲腰魚を釣ったのは桃園の釣り堀にて練り餌で。これ↓がその時の曲腰魚。

で、これ↓は外雙渓にて。スプーンで。

で、こちら↓は金龍湖にて。ワームで。

そう、みんななんか雰囲気が違うのです。
だけど台湾人の人に聞いたりすると、これらはみんな「曲腰魚」。
*
とりあえず、臺灣魚類資料庫なるサイトが存在するのでそこで調べてみますと、
「曲腰」というワード検索でヒットするのは以下の2種類。
A.臺灣魚類資料庫内での記載
A-1
学名:Chanodichthys erythropterus
中文名:紅鰭鮊
台湾俗称:曲腰・翹嘴巴・總統魚など
A-2
学名:Culter alburnus
中文名:翹嘴鮊
台湾俗称曲腰魚・翹嘴仔・翹頭仔・總統魚・巴力・翹嘴紅鮊・青木鮊など。
なるほどなるほど。
で、つい先日、台湾のとある古本屋でこんな本を入手しまして。↓
高雄縣河川魚類誌。

この中にあった曲腰魚の名を持つ魚はこの2種類。
B.高雄縣河川魚類誌での記載
B-1
学名:Culter erythropterus
中文名:紅鰭鮊
台湾俗称:曲腰 ・翹嘴巴・白魚・短鰭鮊魚・ 總統魚

B-2
学名:Erythroculter ilishaeformis
中文名:翹嘴紅鮊
台湾俗称:翹嘴・曲腰・ 總統魚・巴刀

・・・うん。AとBで学名と中文名と俗称に整合性が取れてなかったりしますね。
写真で見る姿もかなり相違がある気がする…。
※よく見たら、臺灣魚類資料庫のページの中には同種異名の学名も記載されていますね。私は頭がこんがらがってきましたので興味のある方は照らし合わせてみてください。
先ほどの私が釣った曲腰魚の写真をもう一度見てみると、
桃園の釣り堀で釣ったこちら↓は尻鰭とか赤っぽいですね。A-2の Culter alburnusにだいぶ近い気がしますがよくわかんないです。

で、金龍湖で釣ったこちら↓は、B-2の Erythroculter ilishaeformisに顔とか雰囲気が似てる気がいたしますがよくわかりません。

で、外雙渓で釣ったこちら↓は、

明らかに他の2つと顔や質感、雰囲気が違うのですよね。ちょっと顔が凶悪です。見た目的には B-1でCulter erythropterusと紹介される方に一番似てる気がします。
しかし、A-1もB-1も中文名同じなのに学名違う、そして写真で見る限り雰囲気が違う…。はい、すみませんよくわかりません。
一つ得られた情報としては、私が外雙渓で釣った顔が凶悪なやつは台湾名では「アマヒ(漢字不詳)」と呼ばれて他の曲腰魚とは区別されてるかも…というお話もあります。
うーん、なんなんでしょう。
最も、私は一つのwebサイトと一つの図鑑でしか確認していないので、もっと勉強しないといけませんが。
ネット上で得られた情報では、このブログ様(ガチの研究者の方っぽい…勝手にリンクをお許しください。。)に「Culter alburnus については中文名と学名との対応に混乱が見られる」旨のことが書いてありました。 曲腰魚全体が抱える問題なのかもしれませんね。
*
そして曲腰魚の和名、私にはわかりません。このウェブログ上では「カワヒラの類」という風に濁していましたが、そもそも「カワヒラ」という標準和名を持つ魚がこの世に存在するかどうかも、台湾にいる現在はお手軽ネットサーフィンのみで情報を収集している私にはよくわりません。
何故に私が曲腰魚を「カワヒラの類」と認識するようになったかと言えば、所詮ウィキペディアのコイ科・ワタカ・白魚(パイユイ)のページに依拠するのみです。
ウィキペディア:コイ科
ウィキペディア:ワタカ
ウィキペディア:白魚(中文版)
また、このページから拾える情報でも。
これらから拾える情報を総合した結果、曲腰魚=カワヒラの類、と認識するに至ったんですね私。これもなんだかよくわかりませんが。
*
よくわかんないですが、とりあえずこれらの魚をひっくるめて通称:曲腰魚らしいのですが、どの曲腰魚も一様に「總統魚(プレジデントフィッシュ)」という俗称を併せ持っています。
この呼び名は、彼の蒋介石が好んで食べた魚であったから、らしいですね。
確かに曲腰魚、釣り上げたときにその魚体から発せられる魚臭は強烈ですがとても心地よいもので、私自身「これはかなり美味しそうだな~」と、常々思っておりまして。未だ食べてはおりませんが、きっと蒋介石が好むほどの味ではあるのだろうと妄想しております。
しかし私が台湾でお世話になっている台湾人おじさまによると「(ティラピア釣りにおいては)曲腰魚は外道中の外道。水の中じゃないところに捨てるレベル」とのことでしたが。まあ、釣っても全然引きませんしね。
そう、本当に引かないんですよ曲腰魚。フックアップさせても「ブルンッ、ブルンッ」という微かな手ごたえが伝わってくるのみで、やりとりもへったくれもありません。
私が釣った最大は45㎝ちょいオーバーですが、それでもほぼ同じ。それくらいのサイズでも、岸際に寄せると最後の抵抗を見せて一気に水中に突っ込もうとしますが、全然竿を曲げられない。私の愛用するロッドはマイクロソルト70MLTSですが、その程度の竿の力でも簡単に水面にはね戻されます。見てて気の毒になるくらい引かない…。
*
しかし曲腰魚、60㎝オーバーでも全然引かない、というお話もあれば、「でかい曲腰魚はめちゃくちゃ引き強い。僕は2回ラインブレイクさせられたよ」というお話を伺ったこともあり…。うん、真相はどっちでしょう。単なる個体差なのか、曲腰魚の中の種類の違いによるものなのか…。
大きくなれば1mを超えるらしい曲腰魚。台湾にいるうちに大きいサイズを釣って確かめてみたくなっちゃいますね。
いろいろネットで見てると、ルアーマンの間では「スカイゲイザー」とも呼ばれてるらしい曲腰魚。引きが強くて楽しいお話もいっぱい出てきます。怪物のようなサイズを釣ってる方もたくさんいらっしゃいます。
やはり改めてランカーサイズを狙ってみるか…。
*
以上、非常にまとまりのない魚素人なりの曲腰魚のお話でした。
最後までお付き合いいただきありがとうございますm(_ _;)m
それではまた(・∀・)ノシ
この曲腰魚、よくわかんない存在なのです。
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私、初めて曲腰魚を釣ったのは桃園の釣り堀にて練り餌で。これ↓がその時の曲腰魚。

で、これ↓は外雙渓にて。スプーンで。

で、こちら↓は金龍湖にて。ワームで。

そう、みんななんか雰囲気が違うのです。
だけど台湾人の人に聞いたりすると、これらはみんな「曲腰魚」。
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とりあえず、臺灣魚類資料庫なるサイトが存在するのでそこで調べてみますと、
「曲腰」というワード検索でヒットするのは以下の2種類。
A.臺灣魚類資料庫内での記載
A-1
学名:Chanodichthys erythropterus
中文名:紅鰭鮊
台湾俗称:曲腰・翹嘴巴・總統魚など
A-2
学名:Culter alburnus
中文名:翹嘴鮊
台湾俗称曲腰魚・翹嘴仔・翹頭仔・總統魚・巴力・翹嘴紅鮊・青木鮊など。
なるほどなるほど。
で、つい先日、台湾のとある古本屋でこんな本を入手しまして。↓
高雄縣河川魚類誌。

この中にあった曲腰魚の名を持つ魚はこの2種類。
B.高雄縣河川魚類誌での記載
B-1
学名:Culter erythropterus
中文名:紅鰭鮊
台湾俗称:曲腰 ・翹嘴巴・白魚・短鰭鮊魚・ 總統魚

B-2
学名:Erythroculter ilishaeformis
中文名:翹嘴紅鮊
台湾俗称:翹嘴・曲腰・ 總統魚・巴刀

・・・うん。AとBで学名と中文名と俗称に整合性が取れてなかったりしますね。
写真で見る姿もかなり相違がある気がする…。
※よく見たら、臺灣魚類資料庫のページの中には同種異名の学名も記載されていますね。私は頭がこんがらがってきましたので興味のある方は照らし合わせてみてください。
先ほどの私が釣った曲腰魚の写真をもう一度見てみると、
桃園の釣り堀で釣ったこちら↓は尻鰭とか赤っぽいですね。A-2の Culter alburnusにだいぶ近い気がしますがよくわかんないです。

で、金龍湖で釣ったこちら↓は、B-2の Erythroculter ilishaeformisに顔とか雰囲気が似てる気がいたしますがよくわかりません。

で、外雙渓で釣ったこちら↓は、

明らかに他の2つと顔や質感、雰囲気が違うのですよね。ちょっと顔が凶悪です。見た目的には B-1でCulter erythropterusと紹介される方に一番似てる気がします。
しかし、A-1もB-1も中文名同じなのに学名違う、そして写真で見る限り雰囲気が違う…。はい、すみませんよくわかりません。
一つ得られた情報としては、私が外雙渓で釣った顔が凶悪なやつは台湾名では「アマヒ(漢字不詳)」と呼ばれて他の曲腰魚とは区別されてるかも…というお話もあります。
うーん、なんなんでしょう。
最も、私は一つのwebサイトと一つの図鑑でしか確認していないので、もっと勉強しないといけませんが。
ネット上で得られた情報では、このブログ様(ガチの研究者の方っぽい…勝手にリンクをお許しください。。)に「Culter alburnus については中文名と学名との対応に混乱が見られる」旨のことが書いてありました。 曲腰魚全体が抱える問題なのかもしれませんね。
*
そして曲腰魚の和名、私にはわかりません。このウェブログ上では「カワヒラの類」という風に濁していましたが、そもそも「カワヒラ」という標準和名を持つ魚がこの世に存在するかどうかも、台湾にいる現在はお手軽ネットサーフィンのみで情報を収集している私にはよくわりません。
何故に私が曲腰魚を「カワヒラの類」と認識するようになったかと言えば、所詮ウィキペディアのコイ科・ワタカ・白魚(パイユイ)のページに依拠するのみです。
ウィキペディア:コイ科
ウィキペディア:ワタカ
ウィキペディア:白魚(中文版)
また、このページから拾える情報でも。
これらから拾える情報を総合した結果、曲腰魚=カワヒラの類、と認識するに至ったんですね私。これもなんだかよくわかりませんが。
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よくわかんないですが、とりあえずこれらの魚をひっくるめて通称:曲腰魚らしいのですが、どの曲腰魚も一様に「總統魚(プレジデントフィッシュ)」という俗称を併せ持っています。
この呼び名は、彼の蒋介石が好んで食べた魚であったから、らしいですね。
確かに曲腰魚、釣り上げたときにその魚体から発せられる魚臭は強烈ですがとても心地よいもので、私自身「これはかなり美味しそうだな~」と、常々思っておりまして。未だ食べてはおりませんが、きっと蒋介石が好むほどの味ではあるのだろうと妄想しております。
しかし私が台湾でお世話になっている台湾人おじさまによると「(ティラピア釣りにおいては)曲腰魚は外道中の外道。水の中じゃないところに捨てるレベル」とのことでしたが。まあ、釣っても全然引きませんしね。
そう、本当に引かないんですよ曲腰魚。フックアップさせても「ブルンッ、ブルンッ」という微かな手ごたえが伝わってくるのみで、やりとりもへったくれもありません。
私が釣った最大は45㎝ちょいオーバーですが、それでもほぼ同じ。それくらいのサイズでも、岸際に寄せると最後の抵抗を見せて一気に水中に突っ込もうとしますが、全然竿を曲げられない。私の愛用するロッドはマイクロソルト70MLTSですが、その程度の竿の力でも簡単に水面にはね戻されます。見てて気の毒になるくらい引かない…。
*
しかし曲腰魚、60㎝オーバーでも全然引かない、というお話もあれば、「でかい曲腰魚はめちゃくちゃ引き強い。僕は2回ラインブレイクさせられたよ」というお話を伺ったこともあり…。うん、真相はどっちでしょう。単なる個体差なのか、曲腰魚の中の種類の違いによるものなのか…。
大きくなれば1mを超えるらしい曲腰魚。台湾にいるうちに大きいサイズを釣って確かめてみたくなっちゃいますね。
いろいろネットで見てると、ルアーマンの間では「スカイゲイザー」とも呼ばれてるらしい曲腰魚。引きが強くて楽しいお話もいっぱい出てきます。怪物のようなサイズを釣ってる方もたくさんいらっしゃいます。
やはり改めてランカーサイズを狙ってみるか…。
*
以上、非常にまとまりのない魚素人なりの曲腰魚のお話でした。
最後までお付き合いいただきありがとうございますm(_ _;)m
それではまた(・∀・)ノシ