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2017年07月29日

タマンを生まれて初めて釣った時のお話

今日は2017年7月29日(土)。
先々週から用事があって沖縄島・久米島・宮古島に行ってきて昨日の昼に台北に戻り、今日は桃園空港発の直行便で石垣島に帰る予定でしたが、まさかの台風9号襲来・・・。石垣行きの飛行機は今日ではなく、明日飛ぶこととなりました。早く帰りたかった。。゚(゚´Д`゚)゚エーン

それはさておき、行ってきました久米島と宮古島、やはり海がたいへん綺麗でした!
久米島ではルアーを投げただけですが、宮古島と沖縄島では久々に打ち込み釣りもできて、もう、本当に幸せだったのです・・・。台湾に移り住んで以来、ルアー釣りを勉強しながらやってますが、やはり私、いちばん好きなのは打ち込みかも。

仕掛けを遠投して、竿をピトンに設置して、ひと息ついて海を眺める瞬間が本当にたまらないのです。ああ、早く石垣島に帰って打ち込み釣りしたい・・・。

というわけで、今回は私が生まれて初めてタマンを釣って打ち込み釣りに完全にはまった時の古日記をちょっとアレします。飛行機飛ばずに今日の予定まるまる空いちゃったし。。久米島・宮古島・沖縄島での釣行の話は追々。


時は2016年の12月に遡るのです・・・。

以下、おひまな方はどうぞ(・∀・)




昔から遊びでの釣りは大好きだった私、小学生の頃から沖縄島でウキ釣りをしたり、西表島でルアー釣りやちょい投げ釣りをしてまして、石垣島で暮らすようになってからも年に何回かはちょい投げタックルでちょい投げして楽しんでおりました。

そして昨年12月に久々に何度かちょい投釣りをして、カーカナー(カースビー・ゴマフエダイ)を釣ったりして楽しんでおりました。

釣れるたびに友人のグループLINEに「見て見て~釣れたー!イェーイ」とゴマフエダイの写真を送り、無理やり喜びを共有しようとする私。

タマンを生まれて初めて釣った時のお話
↑その例。

(・∀・)「楽しかった、ゴマフエダイ」

(・∀・)(・∀・)(・∀・)「ゴマフエダイ」



30~40㎝台のゴマフエダイで歓喜する私の姿に見かねた友人が一言。




「あのさ、そんな小魚ばかりと遊んでないで、本気で大きいタマンでも狙ってみたら?いろいろ教えてやるから」



すべてはその友人の一言から始まった。
ちなみに、この友人が私の本気打ち込み釣りの師匠となるP氏である。





タマン。
和名:ハマフエフキ。
釣りの対象魚としても食用魚としても人気で、アカジン、アカマチ、マクブーなどと共に沖縄の三大高級魚の中に数えられることもある魚。その身はどんな料理にも合うたいへん美味なものなのだそう。沖縄の新聞の釣り情報コーナーでは毎回、県内の釣り人のタマン釣果写真が紙面を賑わわせます。タマンの強烈な引きは磯のダンプカーとも形容されるほどで、その釣り味の魅力に取り付かれた南西諸島人は数知れず・・・とかなんとか。


しかしその釣って楽しい食べて美味しい大人気魚であるタマンを、私は今まで一度も釣ったことありません。

釣り雑誌で、新聞で、あれだけ釣果を目にするタマンですが、私はサイズに関わらず、タマンを1匹たりとも釣ったことはありません。果たしてタマンとは本当にこの世に存在する魚なのでしょうか。


最初は乗り気でなかった私、しかし師匠は顔を合わせるたびにタマン狙いの仕掛けのことをいろいろと教えてくれた。


沖縄の打ち込み釣りでは、道糸よりもハリスを太くすること。
捨て糸誘導式テンビン仕掛けにするといろいろと捗ること。
ピトンに竿を固定することは必須であること・・・。


どれも私が知らない釣りの話ばかりで、師匠の話に引き込まれて本気で打ち込み釣りをしたい気持ちが芽生えてくると、

それが顔に出ていたのか、師匠は本当に釣り竿を貸してくれたのでした!


その釣り竿はダイワの旧タマンモンスターの10号。
カマジーガーラ(ロウニンアジ)にも対応できるほどの竿らしい。


それ以外にも、テンビンや鈎などの消耗品のほか、お古のリールまでまでもらっちゃいまして。師匠、ありがとうございます・・・icon45
これは何としても釣らねば!と燃える私。


そのタマモン10号を借り受けたのが2016年12月29日。年の瀬マックスな時期です。


しかし、そんな世の中の忙しさを尻目に、暇さえあれば短時間でもいろんなとこに打ち込み行きました。

タマンを生まれて初めて釣った時のお話
(イメージ画像)

大晦日も正月も関係なく、正月三が日の間に夕方から翌日の昼まで海にいた日もありました。完全にはまりましたね。

そんな私に文句も言わず野放しにしてくれた嫁に感謝しつつ釣行を繰り返しますが、なかなかタマンは釣れません。というかこの期間、その他のお魚も釣れませんface07


うーんやはり大物タマンはそう簡単には釣れないよね!

と割り切りつつ、航空写真で調べたり、ドライブ中に気になった海岸を探しては出撃する日々は続き。



2017年1月10日
この日の仕事帰りに、数日前からなんだかとってもとっても気になっていた海岸を見に行ってみました。

この日は大潮前の中潮。
夕暮れの中の海岸は潮も満ちてきていて非常に良い雰囲気。

しばらく海岸を歩いていると、そこかしこから、


バシャーン!icon44
ドバシャーー!icon44



おお!
小魚が何かに追われてナブラが起きまくってる!

この海岸はベイトが溜まるのか。それなら何か大物も来るかも・・・!
よし、明日は準備して、仕事終わったらすぐにここに打ち込みに来れるようにしよう!

と考えながら海岸を歩いていると・・・、


あ!face08

タマンを生まれて初めて釣った時のお話


フィッシュイーターに追われたミジュン(イワシ系の魚)パダラーが3尾打ち上げられている!
すでに絶命していて、干からびる寸前・・・。


「これ、餌にしてみようかな・・・」


というわけで、そのミジュンパダラー3尾をポケットに入れて持ち帰り。


師匠からは「身が柔らかい魚肉を餌にする場合、一晩塩漬けにしておくと餌もちが良くなる」とは聞いていたので、正しいかどうかわからないけどキッチンペーパーに塩を敷き、その上にミジュンパダラーを寝かせ、さらに上から塩を山盛りに。それをキッチンペーパーで包み、さらにそれをラップで巻く。本当にこれでいいのかわかりませんが。。


眠る前にタックルの準備を整え、明日の仕事後に釣りに直行できるよう備えます。




2017年1月11日
仕事を終えて、ダッシュで帰宅してタックルを取り、昨日の海岸へ。
海岸に到着したのは午後6時ごろ。太陽は沈む寸前。急いで仕掛けを準備します。

この日から大潮で、到着したのはちょうど満ち潮のピークの頃。
海は満ちに満ちて波風も良い具合にあり、とても良い雰囲気。
今日も時折、ベイトが追われる音が聞こえます。


餌にする昨日拾ったミジュンパダラーはイワシの仲間なだけあり、身が弱い魚(たぶん)。鈎にかけるのも、ネットで調べたりしながらだいぶ気を遣って・・・。
※パダラーはそんなに弱くありませんしイワシの仲間でもありません。


そして、夕闇迫る海に遠投!!


ッビューーーーーーーーン



ドポンッ


ミジュンパダラー、外れずにちゃんと付いてるかな・・・

と不安になりながらもとりあえず待機!
この仕掛けを投げて待機に移る瞬間が最高に気持ち良い!


しかし実はこの日、この後にシマの公民館で集まりがあるため、釣りはできても1時間くらい。


うーん、アタリだけでもあるといいな~、投げた方向は大丈夫かな~、ミジュンパダラーはちゃんと付いてるかな~、そろそろ潮が下げに向かって動き出すかな~、

などと考えていたら、あっというまに45分たっちゃいました!!
現在時刻は午後6時45分。


釣りって恐ろしいですよね、体感時間がもの凄く速い。
2時間が30分くらいに感じてしまいます。笑


うーん、あと15分で午後7時か。


一度餌を確認して、もう一回だけ投げよう。


と、巻いて回収してみると、おお!
ミジュンパダラー、ちゃんとまだ付いてるじゃん!

しかし、ちょっと胴体から鈎先を出した部分がちょっとだけ切れてきているicon10


どうしよう、餌変えるか?

いや、どうせ釣りできてもあと15分だし、このまま投げてダメだったらそれはそれで良いさ、また来よう。


というわけで、もう一度キャスト!


ビューーーーーーン



ドボンッ


もう太陽も完全に沈んで、ミジュンパダラーが外れずに投げ込めたかどうかなど全く目視できません。


さぁ、明日もまたここで狙ってみるかな~、などと考える間もなく、あっという間に15分が経ち、納竿時刻の午後7時に!

満月に近い月も昇ってきて、海を照らし始めました。


月が明るいとタマンは釣れない、とも聞くよね。
さあ、片付けるか・・・と、竿に装着した鈴を外し、ちょっとだけ緩め設定だったリールのドラグを締めきった、その瞬間。


なんか、リールに、ラインに、違和感を覚える。
スプールから伸びる道糸にテンションがかかってる・・・?
ラインから微かに「ビンッ・・・ビンッ・・・」と緊張した音が聞こえる・・・気がする。

ふと顔を上げると、


竿がありえないくらいぶち曲がっている!!!



「あ・・・」


と思う間もなく、とっさに竿を取り鬼フッキング!!

「ふんっ!」←フッキング

ドンッ・・・!


お、重い・・・!なんだこれ!?根がかりか?


と、重さを感じた瞬間、


ゴォーーーーーーーーーーッ!!

と猛烈なダッシュ!
根がかりじゃない!魚だ!
慌ててドラグを少し緩めてファーストランに耐える!


「竿は立てろ!魚が走るときはリールを巻かずに耐えて走らせろ!」
という師匠の言葉を思い出す。


もの凄い勢いでラインが出て行く!


竿は自分の真正面に構え、脚はやや開いて膝をまげて踏ん張り、思いっきり魚のダッシュに耐える!
今まで釣りしながらこんな体勢になったことない!


耐えているとどうにかファーストランも止まり、すかさず慎重に何回かポンピング!


うん、少しずつだけどどうにか寄ってくる・・・!


と思った矢先、



ゴォーーーーーーーーーーーーーーッ!!

と怒濤のセカンドラン!
魚ってこんなに引くものなの!?


魚の引きと潮鳴りの音が相まって、迫力がヤバい・・・。

なにか得体の知れないもの凄い存在と、というか海全体と格闘している気になります!アドレナリン出まくり!!


セカンドランにどうにか耐え、すかさずポンピング!

よし、寄ってくる、寄ってくる!


ネット上の情報によると、「タマンのファイトは後半あきらめ型」とのこと。
うん、セカンドランも終わって、どうにかこのまま取り込めそうだ。この感じからすると、もしかして本命タマン・・・!?と、少し心に余裕が出た瞬間、


ゴォーーーーーーーーッ!!!


まさかのサードラン!


耐える!とにかく耐える!



そしてまたポンピングを繰り返し・・・、


こんどこそ寄ってきた!

波打ち際でキラッicon12


あ、白っぽい!でかい!笑
なんだろう、なんだろう、なんだろう・・・・・・・・・







タマンを生まれて初めて釣った時のお話

タマーーーーーン!!


やった、タマンだ、タマンだ、タマンだ!よっしゃーー!

急いで師匠に電話を


プルルルルルルル  ガチャッ 
私「ハァハァ、あ、もしもし、師匠!?やりました!ついにタマンを・・・ハァハァ(´д`;)」

icon161「コノデンワハ デンパノトドカナイトコロニアルカ・・・」

え~~。。


まあ、電話はあとで!とりあえず、タマンを締める!
おお~、大きくてやり辛い・・・が、どうにか締めて血抜き!



そうこうしてると師匠から着信が!

プルルルル

私「もしもし、師匠!あのですね、

師匠「あー今ね、島つりぐにいるんだけど、タマモンの良い奴が良い値段であるど。買ったほうが良いんじゃない?」

私「いや、待ってください、たった今、タマン釣りました!」

師匠「まじか。今すぐ島つりぐに持っておいで」


というわけで、急いで片付けて島つりぐへダッシュ!


そして検量の結果、

タマンを生まれて初めて釣った時のお話


66㎝ 4kgのまーるぱんたりータマン!
顔が長くてウムナガー(キツネフエフキ)っぽくも見えるけどちゃんとタマンです。


人生初タマンでこれは嬉し過ぎです!


その後、ちょっとシマの公民館に顔出したあとに、
師匠の家で三枚におろしてもらいました。

タマンを生まれて初めて釣った時のお話


人生初タマン、とっても美味しかったです・・・。


そしてタマンの強烈な引きに魅了された私は、これで本当に完全に打ち込み釣りにはまってしまいましたとさ。


メデタシメデタシ(・∀・)

【この時のタックル】
竿:ダイワ 旧タマンモンスター10号
リール:師匠からもらったなんかよくわからないリール。「ARMOR SPIN」と書いてある。ちなみに師匠もよくわからんと言っていた。笑
ライン:ナイロン12号(200m)
オモリ:35号
ハリス:デュエル HARDCORE POWER LEADER 18号
鈎:ハヤブサ ハイパータマン24号
エサ:拾ったミジュンパダラー




・・・なんて書いてたら、台風9号の影響で台北も風がちょっと出てきた感じです。
竹富町・与那国町には今現在(7月29日台湾時間午後4時)、暴風警報が発令されているそうですね。

今日よりも明日のほうが台風は台湾に接近するはずですが、果たして石垣行きの飛行機は無事に飛んでくれるんでしょうか・・・icon20



それではまた(・∀・)ノシ






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